学習性無気力とは!?
ある心理学の実験です。
犬小屋と、1匹の犬を用意します。
犬は、犬小屋に鎖でつながれています。
特殊な仕掛けで、床から犬に電気ショックを与えました。
すると驚いて、犬は逃げようとします。しかし、鎖でつながれている為
逃げることはできません。
この電気ショックを、何度も繰り返しました。
犬は必死で逃げようとしますが、やはり鎖のせいで逃げられません。
さて、何百回も電気ショックを繰り返したところで異変が起きます。
どのようなことが起きるのか・・・
それは、最初は逃げようと暴れていた犬が、暴れなくなってしまうのです。
「どうせ逃げられない」と思い、逃げる努力をしなくなったのです。
さらに驚くのは、その後です。
犬につないでいた鎖を外し、自由に動ける状態にしたとき。
電気ショックを与えても、犬は逃げようとしないのです。
「何をしてもムダだ」と学習して、無気力になってしまったのです。
これを心理学では「学習性無気力」といいます。
心理学の実験ではありますが、現在社会の問題となっている
ニート問題と似ているように思えます。
自分も今、この犬のような状況になっていないか?
問いかけることです。
鎖につながれているのは、思い込みです。
すでに鎖は解かれ、自由に動ける状態です。
やるべきことは、ただ1つです。
行動を起こすことです。
たとえば就職活動すること。
「自由に動ける」と気づくでしょう。
あると思っていた鎖は、もうないのです。
今回は、ニートを例に出しましたが、
勉強するときも似たような状態になることがあるように思います。
勉強しても、ムダだ、私は頭が悪い・・・
あの人は天才だ、頭がいいから、成績が良い・・・
これもただの思い込みですよね。
理由を何かしら見つけて、行動しない。
とてももったいないことだと思います。
「自由に動ける」のに、自分で自分の可能性を閉じてしまっています。
自分を否定したくなるときもあるかもしれません。
ただ、行動せず、否定するのはやめにしましょう!
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