新時代の教育!? アクティブ・ラーニングって何!?
最近、アクティブ・ラーニングという言葉を耳にしませんか?
実は、教育業界では、日本のグローバル化対応のため重要なキーワードになってきています。
今回は「アクティブ・ラーニングって何なの?」という素朴な疑問をお持ちの方にお答えしましょう。
日本におけるアクティブ・ラーニングのはじまり
日本では、アクティブ・ラーニングという言葉は大学教育から使われ始めました。今では、この言葉を使わない大学はないというほど定着しているものになります。
このきっかけとなったのが、2012年の8月28日の文部科学省中央教育審議会の答申です。その答申では、「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて・・・」
要するに、学生の「受動的な受講」から「能動的な学修」への転換のことです。
もっと簡単に述べるなら、受け身ではなく自分から能動的に授業へ参加するということです。
大学生にもなって、能動的に学ぶための仕掛けを作らなければならないことには、ちょっと残念な気持ちになってしまいますが、この答申から大学授業でのアクティブ・ラーニング化していったことは間違いありません。
小中校でもアクティブ・ラーニング
そして、2014年に文科大臣から文部科学省中央教育審議会に提出された諮問の中に「アクティブ・ラーニング」という言葉が使われました。
学習指導要領というのは、小中高で「何を学ぶか」ということを詳細に記述したものになります。そして、アクティブ・ラーニングというのは、学習の方法になります。
「何を学ぶか」だけでなく「いかに学ぶか」ということが、今後学習指導要領に記されることになります。これは大きな変革です。
アクティブ・ラーニングとは
文字通りに読めば、「アクティブ(能動的に)」に「ラーニング(学習)」ということになります。つまり、ものすごく簡単な言葉にすると、一方通行の授業でなければ、アクティブ・ラーニングということになります。
アクティブ・ラーニングで身に付く力
これからの時代にわたしたちに求められるのは、既存の知識をいっぱい詰め込むのではなく、その知識を使って新たな問題を発見し、それを解決していく力が必要になります。また、これまで世の中になかったもの、新しい知識を想像する力というのが求められます。
アクティブ・ラーニングはこのニーズに応えるべく登場してきたのです。